高速道路で活躍!ホンダセンシングの使い方について
ホンダセンシングは、Hondaが誇る運転支援システム。
2018年現在、自動運転化に向けて、安全装備の技術開発が進められている訳だが、その機能はかなり実用的で高速走行ではドライバーを手厚くサポートしてくれる。
フロントカメラとグリル内に設置されたレーダー。ホンダセンシングは、この二つのセンサーから構成されたシステムで、誤発進の抑制や衝突軽減ブレーキ、歩行者の検知など他にも様々な安全装備を持っている。
この二つの センサーが雨にも強いと言われている。
Hondaの安全意識について
ホンダといえば安全意識が高い。
創業者の本田宗一郎は安全についてこんなエピソードがある。
「社長!新しい車のアンテナです!ラジオのスイッチと連動してアンテナが伸びてくるのです」
すると、目の色を変えて
「バカヤロー!!子どもの目を突いたらどうするんだ!」と叱りつけた。
以後もホンダはエアバッグの普及に努めるなど、安全意識が高く創業者の意を受け継いでいった。
ホンダセンシングは業界では1、2を争う安全装備である。
ホンダセンシング 8つの機能と使い方
1.衝突軽減ブレーキ(CMBS)
前方の車や歩行者に衝突しそうなときに、ブレーキ操作の支援をして、衝突の回避や軽減をはかる機能。
警報距離をFar/Nomal/Nearの3段階から設定出来る。
状況に応じ、ステアリング操作・軽いブレーキ・強いブレーキの3段階の作動がある。
通常はONになっているため、基本的には解除しない。
使い方
①長押しで解除/設定 (エンジン始動時はON)
2.誤発進抑制機能
正面に障害物があるときに、アクセルを踏み込んだ場合に、音と表示で知らせ、エンジン出力の抑制をして、急な発信を防止する機能。
通常はONになっているため、基本的には解除しない。
使い方
CMBSと同じセンサーを使っているため、ON/OFFはCMBSと連動
3.歩行者事故低減ステアリング
歩行者と白線を検知して、音と表示で警報し、ステアリング操作を促す機能。
ワイパー連続運転、ウィンカーを出しているときは作動しない。
通常はONになっているため、基本的には解除しない。
使い方
①解除/設定 (エンジン始動時はON)
4.ACC(アダプティブクルーズコントロール)
高速走行にて、運転者はブレーキとアクセル操作をせずに、前方車との車間距離を設定した距離で保ち、追従、定速で走行するシステム。
使い方
①ACCシステム起動
②ACC開始(減速)
③車間距離設定
④ACC解除
⑤再スタート(加速)
5.LKAS(車線維持支援システム)
白線を検知して、ステアリング操作を支援して、レーンキープを補助するシステム。
65km/h~100km/hで作動。
ワイパー連続作動時、ウィンカーを出しているときは作動しない。
使い方
①LKASシステム起動(ACCと共通)
②LKAS ON/OFF (レーン認識で表示)
6.路外逸脱抑制機能
システムが車線を逸脱したと判断したとき、ステアリング操作を支援して、車線に戻そうとする機能。
アシストタイミング早め・標準・遅め・アシストなし(警報のみ)の4パターンの設定ができる。
通常はONになっているため、基本的には解除しない。
使い方
歩行者事故低減ステアリングとON/OFF連動
7.先行車発信お知らせ機能
先行車が発信したことに気づかずに、停止を続けたときに、音で表示で知らせるシステム。
標準・早め・OFFの3段階が設定。
通常ON設定
8.標識認識機能
カメラが認識した標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示する機能。
通常ON設定
カスタマイズ機能より設定変更
ステアリング右下の操作ボタンより、
運転支援システムのカスタマイズ設定を変更
・CMBS 警報距離
・ACC 先行車検知音
・先行車発信お知らせ設定
・路外逸脱抑制システム設定
・レーンキープアシストシステム制御解除警報音
・標識認識機能
高速走行で活躍
高速走行で運転支援システム、
車速設定(ACC)と先行車の追従、車線維持(LKAS)を使用しての実際の走行。
この二つをセットにして高速道路を運転するのだが、これがビックリするほど使える。
実際の使い方は簡単で直感で操作できる。
MAINスイッチを押してセンシングを起動。するとマルチインフォメーションディスプレイに緑色のACCとLKASが表示される。
SET-で車速開始(ACC)。その後はRES+ / SET-で車速を設定出来る。
車間距離(ディスタンススイッチ)を押す度に100km/hで約30m~80mの4段階切り変わる。
レーンキープ(LKASスイッチ)でシステム待機状態(表示は点線)。65km/h~100km/hで車線を検知(表示が点灯)して車線維持になる。
画像は車速95km/h、車間距離をMAXのレーンキープで運転アシスト。
センシングが自動でアクセル、ブレーキ、ハンドルをコントロールしてくれる。
肩の力を抜いてステアリングに手を添え、前方を確認すれば、レーンに沿って走ってくれる。これはもの凄く便利だ!
車線変更をする時はウインカーを出せば、一時的にレーンキープ解除。
運転技術はここまで進歩している。
ただしシステムを過信しないように。ちゃんと前を見て、いつでもマニュアル運転出来るようにしておくこと!ハンドルから手を離せば警告音が知らせてくれる。
最後に
これから車を替えるなら欲しい機能が安全装備!搭載車は自動車保険も割引がありメリットが大きい。
ホンダ、先進技術のセンシングは絶対オススメ!