【孤独】と【盛り上がっているグループ】と理想の具現化
盛り上がっているグループ
僕の職場には、いつもワイワイガヤガヤと楽しそうに盛り上がっているグループがある。
彼らのグループは朝から一日中喋り倒し、リーダーが注意するどころか一緒になって楽しそうにやっている。そこへ、最近綺麗な女の子が入ってきて、ますます活気づいている。
やれやれだ。
話の内容なんて公私混同で、ここでわざわざ文字化するのは絶対に勘弁して欲しいようなモノばかりだ。
はっきり言ってうんざりしている。
孤独
僕は彼らと適度な距離を保っている。
ただし仕事上、一緒にやることも多いためコミュニケーションは取っているし、数字の上でも上手くいっている。
別に、彼ら個人個人が嫌いな訳ではないし、彼らも僕のやり方、距離のとり方を理解してくれていると思う。
ただ、いつも楽しそうにしている彼らに対して、思うことがあるだけであって、輪を乱し歪ませる気はない。
もし強がっているように見えたら、そう言ってほしい。
殻にこもりたいのか、それとも破りたいのか
僕は一人でいるのが好きだ。
気楽で、気の向くままにいられる。
いったいどのくらいLINEでやり取りしていないだろう
でもそれでいいと思っている。心地いいんだ。一人でいるのが。
昼休みに一人で芝生で横になるのが好きなんだ。
それが僕の自然体。
彼らは、いつも一緒になって楽しそうにしている。それが彼らの自然体。
殻は、身を守る為に進化して出来たもの。無理して破る必要はない。
自然体が一番いいんだ。
理想の具現化
いつから一人になったんだろう
昔は違ったんだ。
思い起こせば、小さい頃、足が速く、みんなといつも走り回って遊んでいた。
バカみたいに無邪気だったけど、いつも僕の部屋には誰かいた。
品のいいお坊っちゃんから、悪そうなやつにオタク。
ずっと楽しかった。
そんなんで成人になった。
それから、なにかしらのきっかけがあって変わったんだ。
結婚して、子どもが生まれて、徐々に徐々に理想とする生き方が無意識の中に出来ていった。
無意識の中に一人の男がいる。その男はもの静かでミステリアスな雰囲気。凛としていて、だが包み込むような何かを放っている。彼は自然体だ。
僕はその男にすっかり魅了された。