お香とろうそくに火を燈す。思うは人間関係と煩悩
おはようございます。
りょうです。
今日は朝から、お香とろうそくに火を燈しながら、思いを廻らせていた。
昨日、険悪モードだった嫁と2週間ぶりにまともに話をした。
《いつ、嫁と話をするか?》とずっとタイミングを見計らいながら、
僕と嫁の間にある、淀んだ負のエネルギーを一太刀して、懐に入った。
「昨日、帰り遅かったね。心配してたんだよ」
21時頃に友達と話をしてくると、出掛けた嫁に放った開口の一撃。
「0時半。マックで話をしてた」
「そんな時間までやってないだろう」と疑念を含ませながら、ずっと心配していたかのように振る舞う。
「やってるよ。あそこのマックは24時間営業だよ」
勿論、そんな事は知っている。
続けて、ずっと直視していなかった嫁の顔を見ながら
「なんか、最近髪型少し変えた?」
「変えてない。ずっと美容院行ってないし」なんて嫌味を言われながら、
僕は気にせず、嫁の髪に触れる。
「あなたには仕事の事分からないと思って、友達に聴いて貰ってたの」
強気なメイクを落として、素になった瞬間だった。
人間関係と煩悩
そこからは嫁の職場での人間関係の話だった。
時折、泣きそうになりながら話をする嫁に、「俺の職場もそうだよ、俺もそうゆうのでここ最近ずっとイライラしてた」と返しながら、話を聴いていた。
思えば、人間関係でストレスを抱えるのはどんな仕事、業界でも絶対にある。
感情と感情のエネルギーがどこかで燻り、どこかで爆発し、絶え間なく廻っている。
そのエネルギーの源は一体何なのだろうか。
それは人間であるが故に煩悩ではないだろうか。
人に仕事が出来るところを見せたい
注目されたい
お金が欲しい
サボりたい
根底にあるこういった煩悩を理由、理屈を付けて自分を正当化する。
そして他者にそのエネルギーを向ける。
愚痴を言う人それぞれ、筋が通っている。
でも、それはその人の立場においての話。
皆が皆、自分のポジションで話をするから決して交わることがない。
エネルギーは枯渇することはない。
いいことでもある
こうは言っても、負の側面ばかりでもないと思う。
煩悩はやる気の源だし、そんな煩悩だらけのメンバーも時々はチームが一つになって、エネルギーがシンクロした時、身体の中からもの凄い力が湧いてくる。
その後、トランスフォーメーションが解けた時、また文句言ったりするんだけどね。
なによりそういうのが人間らしいと思っている。
なんて思いながらろうそくの火の揺らぎと、お香の煙の気流を眺めて、
自然界のリズム、1/fゆらぎに心を寄せながら、キャンドルセラピーをした6月の朝のこと。
人間も自然。