中1の息子の三者面談。明暗分かれる結果に…親は子どもを甘やかさない。
中学校の三者面談、中部地方では三者懇談会と言っているが、父親として中1の長男の懇談会に参加してきた。
うちでは、妻はこういう行事には消極的。どうも子どもの前では、他の大人に言いたいことが言えなくなり、品のいいお母さんでありたいようだ。
子どもの病院なども僕がほとんど連れてっている。仕方ないと思いながらも、行けば何かしら情報・発見が得られるので、僕としては嫌いではないことが、上手く噛み合っているのだろう。
そうして、今回も僕が引き受けたのだが……
三者面談の前日まで、僕は先生との二者面談だと思っていた…。
息子が「明日何時に行く?僕も行くけど分かっている?」で初めて知る。
自分ひとりだとどうとでも修正出来るものの、息子がいるとなると適当なことは出来ない。学校にこっそり電話をかけ、詳細を確認する。
「何か持ち物は?10分前くらいに教室の前でいいですか?」
「はい、スリッパと寒いので上着を持ってきてください」
丁寧な対応してくれた学校。中々いいところだなと思いつつも、反省しているのは言うまでもない。
三者面談
予定通り三者面談は行われた。
中1の段階では、進路など、そこまで具体的な話をする訳でもなく、テストの順位表を見ながら、社会と理科はいいね、国語と数学はもうちょっと頑張るともっと良くなるね、なんて話。
自慢でないが、息子はテストの順位で言うと一桁に入る実力を持っている。謙遜せずに言って、息子本人が頑張っている証拠だろう。
もっと勉強しなさいなどとは一言も言わず、ただ、良く言うのは、「優秀なんだから、もっと上を目指しなさい。君のレベルはもっと高いところにある」そんな話を、僕も妻も良くする。それとともに、僕自身にも喝が入り、良い循環が生まれている。
面談は続き、先生は能力を伸ばす為の質問を息子に投げてくれる。中々良い先生である。その後も部活の話や、遅刻ギリギリの話なんかをゆっくりと和やかな雰囲気でしながら終わった。
廊下に出ると、生徒の職業調査の課題が置いてある。
恥ずかしがって、読まれたくない息子を退き、課題を見つける。
息子は「終わった…」なんていいながら、課題を読む。
『IT企業について・・・』
息子はIT企業に興味があるようだ。いいじゃないか、頑張れ!
そんな話を廊下でじゃれ合いながらしていて、ふと気になった。
「こんなにここでゆっくりしているけど、次の子全然来ないね」
「うん、来ないんじゃないかな、だって学校来てないもん」
不登校の子
その子は入学式の時に来たくらいでほとんど見たことない子だという。それから、同じクラスの子でもう一人不登校の子がいるらしい。その子のことは一度も見たことがない。
さらに、話を聞いていると、「小学校から一緒のT君も学校に来なくなった。給食も止めたらしいよ」そんな生々しいリアルな話を聞いた。
T君のことは知っている。ちょっとヤンチャな子で、お母さんもヤンママチックであった。その子は先生が怖くてそれが嫌らしい。だが、学校は来なくても、友達とは遊んでいるらしいのだ。
おいおい、そりゃねーぜ。いくら怖いからって学校は行かせろよ。まだ中1だよ。こんな所で躓いてたら、この先どうなるんだ。
親が起き上がらせろよ。何としても立ち上がらせろよ。その子の将来考えたことあるのか。
自分を律せない子を甘やかしちゃいけない。